| 新型コロナとあずさ号への影響 |
| 1. まん延当初 |
| 新型コロナウィルスは、2020年初頭からまん延しだし、 2023年5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ感染症法に規定される“5類感染症”に移行した。 5類感染症に移行したことにより、政府が外出自粛を要請することはなくなり、 感染対策は個人や事業者の判断に委ねられるなど、大きな転換点を迎えた。 |
| 個人的には、いわゆるコロナ渦の時に会社の人事部門にいたことから 役職員の感染状況の把握、役員や社内への報告、 罹患時の対処案内などに翻弄されたことは大変な経験であった。 |
| 自分自身も2022年8月に罹患したが、その時期は、ワクチンも何回か接種していたこともあり、 幸いなことに症状は大して重たくなかった。 |
| この新型コロナでは、在宅勤務が世の中で進んだりして、大きな社会の変化を及ぼした。 |
| もちろん鉄道も大きな影響を受け、先述したとおり在宅勤務が進んだことから 電車での移動に関する人数も減り、今でも通勤客は、コロナ前の輸送量に戻っていない。 |
| 2. 緊急事態宣言以降 |
| あずさ号に対するコロナの影響は、減車(12両編成が9両編成に変更)になったり、本数が減ったりした。 |
| そのきっかけとなる事象として、「新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づく 緊急事態宣言が2020年4月7日に発出された(5月25日に一旦解除) |
| 実際、この期間は街中から人がいなくなり、電車に乗っても空席だらけ、ソーシャルディスタンスを保ち、 三密を避けるため、隣の乗客と大きくスペースを取っていたのは、異様な光景であった。 |
| 緊急事態宣言を受け、JR東日本が4月27日にリリースした内容は、 「新幹線および中央線特急、常磐線特急の指定席発売見合わせについて 」であり、 感染拡大に伴う利用減少に伴う5月28日以降の指定席発売の一旦見合わせであった。 |
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| その後、5月7日に「ゴールデンウィーク期間のご利用状況」がリリースされたが、 前年対比で大きく減少した(あずさ号は、前年42.9万人利用が当年2.6万人、6%) |
| 「ゴールデンウィーク期間のご利用状況」 |
| ゴールデンウィーク期間の利用減少を受け、5月8日には、運転本数減少のリリースが発出された。 |
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| さらに5月13日には、 5月28日以降の運転計画(6月以降の臨時列車の運転取りやめを含む)がリリースされた。 |
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| 感染拡大はさらに広がり、5月28日以降の指定席発売を延期するリリースが、 5月19日に発出された。 |
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| 一方、緊急事態宣言が一部解除されたことに伴う利用状況に鑑み、5月22日には、 5月28日以降通常運転するリリースが発出されたが、 指定席発売延期リリースの発出直後であり、感染状況時の混乱を如実に表していた。 |
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| コロナの影響を受け、車内サービスの中止、あるいは、感染拡大防止のための取り組みなどが 次々と発出された。 |
| マスクの着用、車両の消毒等 |
| 「新型コロナウイルス感染拡大防止の取組みについて(多摩版)」 2020年6月11日 |
| 緊急事態宣言解除後の指定席発売開始 |
| 「7月以降の臨時列車の運転計画および指定席発売について」 2020年6月19日 |
| 乗客へのアルコール消毒等のサービス |
| 「新型コロナウイルス感染拡大防止の取組みについて(甲府駅)」 2020年7月28日 |
| 「除菌ウェットシートの配付(松本駅)」 2020年8月7日 |
| 「除菌スプレーの配付(山梨県内主な特急停車駅)」 2020年8月11日 |
| あずさ号時刻表 2020年7月1日~9月30日 |
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| 3. コロナ渦第2波(7~8月) |
| お盆の時期も感染拡大の影響が避けられず、利用客の大きな減少が続いた |
| 「お盆の利用状況」 2020年8月18日 |
| (あずさ号は、前年38.3万人利用が当年10.9万人、前年対比28%) |
| 秋以降も引き続き感染対策等状況を見た各種リリースがあった | |||
| アルコールハンドジェルの配付 | |||
| 「アルコールハンドジェルの配付(八王子駅)」 2020年9月16日 | |||
| コロナとともに生活していく取り組み | |||
| 「ウィズコロナの時代に合わせた取り組み(甲府駅)」 2020年9月30日 | |||
| あずさ号利用促進キャンペーン | |||
| 「あずさ特急便キャンペーン」 2020年10月28日 | |||
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| 除菌ウェットシートの提供 | |||
| 「安心して鉄道利用が出来るための取り組み(松本駅他)」 2020年12月24日 | |||
| 2020年中には、感染拡大は収まらず、移動の自粛が続き、 | |||
| 年末年始の利用状況も芳しくなかった | |||
| 「年末年始の利用状況」 2021年1月6日 | |||
| (あずさ号は、前年34.5万人利用が当年12万人、前年対比35%) |
| あずさ号時刻表 2020年10月1日~11月30日 |
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| 4. コロナ渦第3波(12~2021年2月) |
| 緊急事態宣言 2021年1月8日~3月21日 |
| 感染拡大防止のための車内販売等中止 |
| 「新幹線・特急列車車内サービスの中止(1月16日から当分)」 2021年1月13日 |
| あずさ号時刻表 2020年12月1日~3月12日 |
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| 毎年3月の恒例のダイヤ改正は3月13日に実施されたが、あずさ号に関しては、 |
| 大きな変化はなかった |
| あずさ号時刻表 2021年3月13日~ |
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| 5. コロナ渦第4波(2021年3~6月) |
| (第5波は、7~9月) |
| 緊急事態宣言 2021年4月25日~9月30日 |
| コロナは、2021年に入ってもその勢いは衰えず、引き続き感染拡大に伴う影響が出ていた |
| 「ゴールデンウィーク期間のご利用状況」 2021年5月6日 |
| (あずさ号は、前々年30.5万人利用が当年9.7万人、前々年対比32%) |
| そうした中でも各種取り組みのおかげで車内サービスも再開された |
| 「新幹線・特急列車車内サービスの再開(7月12日から)」 2021年7月5日 |
| お盆の時期もまだ利用状況は芳しくなかった |
| 「お盆の利用状況」 2021年8月18日 |
| (あずさ号は、前々年40.6万人利用が当年13.2万人、前々年対比32%) |
| 車内販売における酒類販売再開等 |
| 「車内サービスのお知らせ」 2021年10月8日 |
| ワクチン接種等の対応で感染拡大は続いているものの利用客も徐々に戻りつつあった |
| 「年末年始の利用状況」 2022年1月6日 |
| (あずさ号は、前々年28.3万人利用が当年19.9万人、前々年対比70%) |
| 6. コロナ渦第6波(2022年1~3月) |
| 第6波を乗り越え、かなりの利用客が戻ってきた |
| 「ゴールデンウィーク期間のご利用状況」 2022年5月8日 |
| (あずさ号は、2018年31.3万人利用が当年25.3万人、2018年対比81%) |
| 7. コロナ渦第7波(7~9月) |
| (第8波は、11~2023年1月) |
| ワクチン接種の進展やウイルスの性質により、以前の波と比べると重症化率は全体として低下し、 |
| 行動制限もなくなり、2021年に比べ利用が回復した |
| 「お盆期間の利用状況」 2022年8月18日 |
| (あずさ号は、2018年27.9万人利用が当年18.2万人、2018年対比65%) |
| 利用客も前年対比で、上回る状況になってきた |
| 「年末年始期間のご利用状況」 2023年1月6日 |
| (あずさ号は、2018年25.6万人利用が当年23.2万人、2018年対比91%) |
| 8. 5類感染症へ移行 |
| 2023年1月になると沈静化の様子も見えてきて、2023年5月8日に5類感染症(インフルエンザと同じ)へ移行の話題も出てきた |
| 2020年のゴールデンウィークには、前年対比でわずか6%までになっていたあずさ号の利用客もほぼ完全に戻ってきた |
| 「ゴールデンウィーク期間のご利用状況」 2023年5月8日 |
| (あずさ号は、2018年30.4万人利用が当年30.3万人、2018年対比100%) |
| こうして全世界中を脅かせた新型コロナウィルスも5類感染症に移行はしたものの、まだ変異をかさね、完全には消滅していない |
| 再びこうしたパンデミックは必ず起こるであろうから、今回の経験をもとに対応していくしかないと思っている |