大学のサークルの追い出し合宿で南九州を訪れた。

 宿泊は、指宿の簡易保険保養センター、今で言う「かんぽの宿」で、
別府の同施設に勤めていた叔母の伝で泊まらせてもらった。

 指宿で宴会をやった翌日、開門岳を見ながら枕崎まで行き、鹿児島交通枕崎線に乗った。

 吹上浜と言った駅というか、地名を調べると駅から少し歩くと東シナ海が眺められる、とのことで興味を持ち、
懐かしい先頭が丸いキハ100形に乗り、吹上浜駅に降り立った。

 観光シーズンでもなく、また観光地でもないので、他には下車した人はおらず、
一人駅から吹上浜まで行き、大海原を見て戻ってきたようだ。

 その先の記憶があまりないが、枕崎に戻り、西鹿児島駅まで行ったと思うが、
吹上浜で見た光景は、「あぁ、あの海の向こうに異国があるんだな」
などと言った思いなどを巡らしたことははっきり覚えている。

 もうすでにこの線路はないが、いつものように昔訪問したところを再訪し、
当時のことを思い巡らせたい。

                                1980年2月22日 鹿児島交通枕崎線吹上浜駅など