能登を初めて訪れたのは、今からちょうど50年前の1975年4月、高校一年生の時だった。

 小学校の友人と夜行急行「能登号」の寝台に乗り、金沢へ。

 金沢市内見物をしたあと、急行「能登路」で能登町宇出津の奥能登ユースホステルに宿泊。

 翌日、国鉄周遊バス「おくのと号」で能登半島を一周。

 その後、国民宿舎、金沢ユースホステルなどに宿泊し、特急「白山号」で帰京した。
 
 国鉄周遊バスでは、能登半島の突端禄剛崎にも行き、良い景色を堪能してきた。

 その時の切符などが記録に残っていた。

 その後2016年5月、義母と女房とレンタカーで巡ったが、地震の話しなど全くなかった。

 それもそう、能登半島で地震が頻発し始めたのは、2018年。
 
 しかもちょうど一年前の2024年元旦には、震度7の大地震が起きている。

 さらに9月には、豪雨。

 大きな災害に見舞われた。

 まさかこんなことになるとは思わず、さらに半島ゆえなのか、復興に時間がかかっていているようで心が痛む。

 支援の一環でふるさと納税もした。

 とにかく早い復興を祈るのみである。
    
                                            1975年4月1、2日 実家、金沢駅